保育士は子どもたちとのふれあいがお仕事の中心です。
しかし意外と子どもたちは力がありますし成長を感じる重さをしています。
それは小さな赤ちゃんであろうと小学校入学を控えた5才児であろうと変わりません。
こちらではそんな保育士が痛める腱鞘炎についてご紹介します。
腱鞘炎とは
保育士の職業病ともいえる腱鞘炎。悩まされている保育士さんも多いでしょう。
昔からテニスプレーヤーで腱鞘炎になる方が多いですが、手首からひじにかけて激痛が走ります。
パソコンでのデスクワークやピアニスト、保育士はもちろん子育て中の主婦も腱鞘炎に悩まされています。
病院に行くと医師から重いものを持たないようにと言われることがありますが、フォローしてもらうことはあっても基本的に仕事柄むりでしょう。
深刻な状態になる前に正しい知識をもっておいてください。
腱鞘炎の症状
腱鞘炎にも親指の使いすぎで親指が痛くなったり動作がぎこちなくなる「ドゲルバン病」や、指の「靱帯性腱鞘」に炎症が起きて指の付け根が痛み、指の動きがひっかかってばねのような現象が起きたり、指が動かなくなったりする「ばね指」という症状があります。
第一段階
筋肉痛と同様のじんわりした痛みがあり、患部が重く感じます。
手首に疲れを感じたら腱鞘炎の初期症状かもしれません。
第二段階
動かしているときにふいに痛みが走ります。
保育施設で子どもを抱っこしたときに痛んだり患部周辺に熱をもったりします。
この段階でアイシングやストレッチなどをしておくと予防できるでしょう。
第三段階
動かしてなくても痛みが走るようになると通院が必要になります。
じっとしていても熱をもって痛み、重いものを持てないと保育士業務に支障がでますし、整形外科を受信しましょう。
第四段階
スマホを使うくらいの動作でも頻繁に痛みが走るようになると痛み止めが必要になります。
事務作業も難しくなるので重症といえるでしょう。
第五段階
食事のために箸をもつことも苦になるほど、生活に支障がでる段階です。
通院してリハビリになりますが、ひどいと手術ということにもなります。
固定をしたり、電気治療をしたり、ステロイド剤投与ということも。整形外科の医師の判断によるので受信は必須です。
痛みを軽くする方法
症状の第一、二段階の時点でアイシングやストレッチなどで痛みを緩和させましょう。
手首のストレッチや肩から首にかけてのストレッチ、グーパー運動なども効果的です。
身体を温めてからがいいので、お風呂上がりにストレッチをしましょう。
アイシングは熱をもった患部にあてます。
アイシングの時間は、長すぎてもNG。患部の感覚がなくなる前にやめるようにしましょう。