「保育士の職業病?腱鞘炎の症状は」でご紹介した通り、保育士の職業病ともいえる腱鞘炎。
自覚症状としては一時的な強い痛みが走る、患部周辺に熱をもつなど。
症状が強くなると保育の仕事に支障が出るだけでなく、生活にも支障が出てくるので予防が大切になります。
こちらでは腱鞘炎の予防や症状を緩和させるストレッチをご紹介しましょう。
腱鞘炎予防のストレッチやマッサージ
ひどい腱鞘炎になる前にストレッチやマッサージで予防をしていきましょう。
初期段階でしっかりストレッチやマッサージをしておくと効果がきたいできます。
腱鞘炎は親指の付け根が痛くなることが多いです。
親指からひじを中心にマッサージを含めながらストレッチをしていきましょう。
背筋も伸ばして腕全体の筋肉をほぐしていくことが有効です。
手首のストレッチ
床に座って両手を体の横に指を後ろ・手首が前になるようにおいてください。
その状態でゆっくりと体重をかけて手首を伸ばしていきます。
保育施設で仕事中にもできる簡単なストレッチです。
立った状態で机に手をおいてゆっくりと体重をかけていきます。
脇の下のストレッチ
片方の手をあげ、頭の後ろで曲げます。
反対の手でひじを持って背中の方に脇の下が伸びるようゆっくり伸ばしていきます。
時間をかけてゆっくり行うのがポイントです。
血液やリンパ液の流れにおいて大切な脇の下。このストレッチをすると手や指、ひじへの効果も期待できます。
首周りのストレッチ
手を使ってゆっくりと首を横に倒し、30秒ほどかけて首を回すなどのストレッチが有効です。
気持ちいいと感じるくらいの力加減で、無理は禁物。
肩こりがあると腱鞘炎になりやすいといわれているので、首周りのストレッチで肩こりも改善していってください。
指全体のストレッチ
両手を前に出しグーパーを5秒ぐらいの感覚でゆっくり20回程度繰り返します。
お風呂上がりなど身体が暖まっているときが効果的です。
簡単なグーパー運動ですが、指全体の腱をストレッチできます。
子どもたちとも一緒にできるので手遊びに入れて気軽にやってみましょう。
いかがですか。
保育施設での一日の仕事が終わり、じんわりと疲れとともに手首や親指に痛みや違和感を感じたら腱鞘炎防止のためにストレッチを普段から取り入れてみてください。
赤ちゃんを抱っこしているのも辛く感じるということがないように自衛しましょう。