保育のお仕事パーフェクトガイド

保育園の進級式の流れ

あっという間に3月がすぎて春になります。
小さな子どもたちも環境の変化に戸惑う時期です。
この時期に在園児で行われるのが進級式。
1つ上の学年にあがることをお祝いする行事です。
こちらでは一般的な進級式の流れをご紹介しましょう。

園長先生の挨拶

子どもたちが集まったら園長先生の挨拶で進級式スタートです。
落ち着かない子どももいるでしょうから、保育士を配置するか、園長先生は端的に話をまとめる方が良いでしょう。

職員紹介

園長先生の挨拶の流れから担任の先生や主任保育士、事務員など保育園のスタッフを一人ひとり簡単に紹介していきます。
スムーズに流れるようにどのようなことを話すとよいか事前に考えておきましょう。
コロナ禍の進級式では先生の顔写真の下にメッセージを添えたり、ICTシステムで一斉送信すると安全に配慮できます。

新入園児の紹介

「仲良くいっしょに遊びましょう」という言葉を添えて紹介しましょう。
年齢によっては保護者に新入園児を抱いて前に出てもらうとスムーズです。
在園児にとって「おにいさん」「おねえさん」になったという自覚が芽生えるワンシーンになるでしょう。

進級児の紹介

新しいクラス名に子どもたちがなじめるように配慮した声かけをしましょう。
クラスの人数によってはクラス担任が一人ひとり名前を呼んで紹介するのもおススメです。

年長さんからの出し物

最年長児からの出し物は新入園児・進級児の期待感を大きくし、最年長児となった意識を高めます。
子どもたちが無理なく楽しく発表できるよう、卒園児に向けて披露した出し物を活用するのもいいでしょう。

保育士からの出し物

人気のキャラクターやかわいらしい動物を登場させるなど、どの学年の子が見ても楽しめる出し物を用意します。
保護者が参列している場合、保育園の雰囲気が伝わるよう保護者も一緒に楽しめることを考慮して披露できれば満点です。
子どもたちの緊張を和らげるためにも笑顔で披露してください。

保育園の進級式で準備すること」でご紹介した通り、出し物をする場合は準備に余裕をもってスケジュールを調整しておきましょう。
出し物をみて興奮して落ち着きをなくす子がいたり、トラブルが発生したりしたときの配慮も必要です。