保育のお仕事パーフェクトガイド

保育士の仕事を見直そう


日誌や週案、月案など保育士には事務のお仕事もたくさんありますが、日々溜まっているものはないでしょうか。バタバタと過ぎていく毎日ですが、一度自分自身の仕事について見直してみましょう。

事務仕事のチェックはできていますか

<日誌>
日付が抜けていたり、出席人数を書いていなかったり、時には1日書いていないなどの思わぬミスが見つかったりします。出来ているはずと思っているところにミスが見つかることがあるので1ページごとにチェックしましょう。
<週案・月案>
これは反省や考察の部分を見直してみましょう。毎回同じことが書いてあるということはありませんか。反省が同じということは、改善がされていないということです。反省した活動や保育が次月にどのように生かされていますか。あまり週案をじっくり読み返すことは少ないかもしれませんが、時には見直しをすることで自身の保育に足りないものが見えてくるはずです。
<児童票>
発達の過程を書き込んでいく児童票は、書き漏れがないかみていきましょう。乳児などでは達成できているのにそこに記入がないということはありませんか。
例えば、入園が8か月だった場合。寝返りなどは完全にできている時点での入園ですので「寝返りができる」という欄は空欄になっている場合もありますが、寝返りができるのであれば、入園時の月齢を書き「R元年・4月確認」と記しておきます。そうしておくことで8か月の時点でそこまでの発達を確認できたということが一目瞭然になります。園にいる間に発達が見られたものは忘れずにその月齢を書いておきましょう。空欄の箇所はまだ達成できていない部分であることを一目でわかるようにしておくためです。
<行事の書類>
行事の係になった場合の書類はファイリングしてありますか。行事のファイルは次年度にとても必要なものであり、反省までをきちんと整理してファイリングしておきましょう。終わった瞬間に気が緩みがちですが、かくにんを 怠らないようにしましょう。
<面談などの保護者との話し合いの記録>
個人面談の記録もファイルに整理しておきましょう。または児童票に閉じておくことをおすすめします。自分のノートだけに書いても次に生かすことはできません。いつ誰が読んでもわかるように整理をしておきましょう。

年間計画は予定通りですか

4月に立てた年間計画は順調に進んでいますでしょうか。年間計画が月案・週案に降りているかも含め読み直してみましょう。年間計画がうまく遂行できていないなら根本の何かが滞っているのかもしれません。
保育そのものを見直すのか、何か保育に欠けているものがあるのかを吟味していきましょう。年度末に反省をしたのでは遅いこともあります。この時期に方向性をしっかり見極めましょう。

保育室は清潔にしていますか

運動会などの大きな行事が終わった後は保育室の棚にいろいろなものが残っている状態だったりしませんか。行事が終わるのをきっかけに保育室の整理をしましょう。いらないものは片づける、あるべき場所に戻す、ものが置いてあった場所をきれいに掃除するなど気をつけましょう。あっという間に次の行事の作り物で埋まってしまって棚が見えなくなるなんてことを避けたいですね。

年度末にまとめてチェックすることは量も多く大変な作業となります。時期の途中で見直すことで、年度末は半分の作業で済みます。また、園長先生も少しは手が空いている時期になるので印鑑漏れなどの申告もしやすくなります。
忙しい毎日の中で時間を見つけて頑張ってみてくださいね。