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「3月はライオンのように来たりて、仔羊のごとく去る」
イギリスのことわざで、気候をさしています。
日本でも三寒四温と冬から春への季節の変わり目に服装の調節が難しくなりますね。
そんな3月は保育施設内が忙しく、職員の残業も増えやすい時期。
その理由と忙しさを和らげるコツについてご紹介しましょう。
3月の園は忙しい
3月は保育施設も繁忙期。残業が増えやすい時期です。
ひな祭りや卒園式といった行事と平行して年度末の書類処理、新年度の準備があります。
卒園式の練習や保育参観などを保育時間中に行うので、一日中業務が立て込むことも。
担当した子どもたちが卒園して一段落、ではなく、在園児の新年度の準備や新入園児の準備などがあり、忙しさは続くのです。
忙しさを和らげるには
保育士は基本的に忙しい仕事です。
しかし、仕事に余裕を持ってすすめるためのコツはあります。
職場環境に左右されずに実行できる工夫を取り入れていきましょう。
・早めに準備にとりかかる
行事やイベントの準備を早めというより早すぎるくらいから準備を進めましょう。
たとえば秋の運動会の準備を夏に始めるなど。
早めに準備をすすめることで一回の業務負担が軽くなり、余裕をもって本番を迎えることができます。
・やるべきことリスト作成
準備に取り掛かるにはスケジュールと作業内容を可視化することが大切です。
「今するべき仕事」が整理できるようになります。
スケジュール帳やToDoリストを使って効率的に業務をすすめられるでしょう。
ICTシステムを導入している場合、行事予定などのスケジューリングもシステム上でできます。
保育士同士で準備の内容と進捗状況などを共有できるので、さらに効率アップできるでしょう。
・時間を有効活用する
準備に早めに取り掛かり、やることや進捗状況も他の保育士と共有できているのに残業時間が増えてしまうということがあります。
その業務にどのくらいの時間が必要か、企画・準備段階の話し合いに時間を長くとられていないかを考えてみましょう。
ICTシステムで情報の共有ができている場合は必要以上に会議に時間を割く必要もありません。
保育状況を踏まえて、この時間までは誰がこの業務をやる、など決めて置くと効率的です。