進級した在園児と新入園児、新しい保育スタッフといよいよ本格的に新年度がスタートした方も多いでしょう。
お互いにペアとなった先生方も慣れない中子どもたちのお世話を進めていかなければいけません。
改めて遊びや学びに成長について見直していくことも出てくるでしょう。
こちらではそんな新しいシーズンに起こりがちな事故を防ぐため、お散歩前の準備についてご紹介します。
お散歩中は事故が多い
歩行者や自転車、車などとすれ違う場面が多い散歩中。
相手が子どもに気づかずに事故になってしまったり、子どもが静止を振り切っていきなり走ったりとリスクが潜んでいます。
また、小さな段差などでも子どもはつまづく可能性がありますし、公園にいけば遊具でケガをする恐れがあります。
事前に回避できる危険をチェックし、周囲に気を配り、トラブルを最小限におさえる準備が必要です。
準備しておくこと
ケガやトラブルがなく、楽しく散歩をするには「安全の確保」が第一。
これから暑くなってくる時期でもあるので、熱中症や日焼けにも注意が必要です。
もちろん保育士さんの安全も守られなければいけません。
お散歩は少なくとも元気な保育士さん2名以上で引率しましょう。
時間帯を選ぶ
自転車や車、歩行者とすれ違うだけでもトラブル発生の可能性があるため、リスク回避のためにも交通量が多い時間帯は避けるようにしましょう。
通学や通勤ラッシュの時間帯も急いでいる人は気がたっているため子どもに気づきにくくなっています。
交通量が落ち着き、気温も高すぎない午前10時くらいがお散歩にはもってこいの時間でしょう。
また、自動車がよく通る大通りは散歩には不向きです。
どうしても自動車が通る道沿いを通らなければ目的地につかないという場合は、歩行者用道路と車道の間にレールがある道だと安心です。
子どもたちも歩道を歩く、という目安ができますし、急に飛び出す心配も少なくなるでしょう。
散歩ルートを下見する
お散歩ルートの下見は重要です。
砂利の多い道や段差が多い道など子どもたちが転びやすい道は実際に歩いてみないとわかりません。
自己多発の看板があったり、危険の多い場所があったりというばしょではないかも注意して確認しておきましょう。
時間帯で車の通りが少ないとイメージできていて、大通りではない場合も、車同士がすれ違いできないような細い道もできれば避けるほうが無難です。
手をつないだ子どもたちやベビーカーを車がひっかける危険性があります。
計画書やマップを作成する
お散歩は保育士複数人とおこなうこともあり、園長先生ともしっかりと共有して置かなければいけないため、計画書やマップの作成は必要です。
保育園によっては保護者にもしっかりとお散歩コースを共有しているため、危険性を回避していることを示すことが大切になります。
保護者とお散歩コースをマップで共有する場合、季節の花々や草木の紹介、目的地での遊具の説明などができると子どもたちもお散歩を楽しみにしてくれるでしょう。