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保育士をはじめ、教育や絵本にたずさわる仕事の人たちの専門性の深さと、その知識を育児や教育、福祉などさまざまな分野で広め、役だてる資格として、現在注目を浴びている「絵本専門士」。
どのような資格で、どうやって取得するのでしょうか。「絵本専門士」の資格をご紹介します。
絵本専門士の資格とは
2014年度から導入された、民間団体が管理・認定する資格の一つ。
具体的には「独立行政法人国立青少年教育振興機構」が養成講座を運営、認定している民間資格になります。
絵本の読み聞かせに関する民間資格は他にもあります。
その中でも、受講資格が絵本に関する実務経験者に限られていたり、講師陣に専門性の高い絵本の専門家を選出していたりと、認知度や信頼性が非常に高い資格です。
絵本専門士の資格取得方法
前述の国立青少年教育振興機構が主催する「絵本専門士養成講座」を受講し、修了課題を受けることで絵本専門士の資格を取得できます。
「絵本専門士養成講座」全5回で全て受講しなければいけません。
受講応募の締切は年1回。2019年度は3月10日でした。
絵本専門士の受講資格
「絵本専門士養成講座」は絵本に関する一定の知識や経験を備えた方を受講対象としています。
受講資格を満たし、受講者選考に通ったら「絵本専門士養成講座」を受講することができるのです。
受講資格は以下の通り。
・子どもや絵本に関連する資格を有する者
・絵本に関わる実務について、原則として3年以上の経験を有する者
・絵本に関わる活動に携わり、原則として3年以上の経験を有する者
・絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者 等
例えば、司書・司書捕・保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の有資格者で3年以上の実務経験がある方。
絵本などの出版経験のある方。
絵本や児童文学について研究している方など、保育士などの有資格者や実務経験がある人に限られています。
絵本専門士の現在の人数
2019年4月現在、日本国内で約200名以上の人が資格を取得しています。
認定者の所属団体や認定後の活動などのコメントが掲載されているので気になる方はぜひ閲覧されてください。
出典:「絵本専門士 認定者名簿(都道府県順)」/国立青少年教育振興機構