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保育士が目標を立てる理由
2022/01/14

保育士は年間に複数回目標を立てて取り組まなければいけません。
国家資格である保育士は向上心をもって成長し続けなければならないからです。
モチベーションを保ちながらやりがいを感じつつ保育士を続けるには目標を立て、具体的な行動に結び付けなければいけません。
ステップアップを続けるために目標を立てるのです。保育士が目標を立てる意味や理由について掘り下げていきましょう。

モチベーションを保つ

モチベーションを保つためには目標を立てて、その目標を達成した自分の成長を実感することで次に繋げることができます。
日々の業務量の多さや子どもたちへの安全対策、注意力や体力、保護者や職員間での人間関係による精神的な疲弊など、保育士を続けていくとモチベーションが下がる要因がたくさんあります。

いつまでになにをできるようになりたいか、小さく短期的な目標で良いのです。
成功体験が多くなると達成感を得ることができ、モチベーションも高くなります。
自分がなんのために保育士として働いているのか見えなくならないように目標を立てて努力していくのです。

自己評価を高める

立てた目標をどれほど達成できたのか、何ができて何ができなかったのかの自己評価を行いましょう。
自己評価をすることで次のステップに役立てることができます。

短期的な目標の場合は1週間に1度のペースで自己評価を行うと良いでしょう。
振り返りやすいタイミングで目標を修正し、月間目標や年間目標などの中長期的な目標達成につなげることができるようになるのです。

目標設定と自己評価、振り返りはセットで行いましょう。
向上心をもって保育技術を磨いていく必要性があるためです。
理想の保育士像を描いて目指すべき目標を立て、自己評価をしていくことで保育士としての成長に繋がるでしょう。
厚生労働省の保育所保育指針にも
「保育士等による自己評価により、それぞれが改善すべき点を具体的に把握し、それを次の指導計画の作成と保育の実践へとつなげていくという過程が一連のものとして定着することで、保育の専門性が高められていくとともに、職員間で行う保育の振り返りを通して、互いの理解や協働性が強まり、学び合いの基盤がつくられていくことが重要である。」
と定められています。

スキルアップにつなげる

保育士は目標を立てて実践し、スキルアップしていく必要があります。
もちろん技術的なスキルはキャリアアップ研修などを受けて身につくものや日々の保育の中で身につく経験という形のスキルもあるでしょう。

いつまでにこれをできるようになる、自分自身を伸ばしたいという明確な意識をもって具体的な目標を立てれば、将来的なスキルアップに繋がることは間違いありません。
保育士がスキルアップすると子どもたちやその保護者にとっても安心安全な居場所になるため周囲からの信頼も得られるでしょう。
信頼を得られたことを実感するとまたモチベーションアップに繋がり、保育士として向上していくことができるのです。

保育士としての自分のための目標立てが必要ではありますが、ひいては保育園、子どもたちのためにつながるでしょう。