前回「保育士が目標を立てる理由」をご紹介しました。
年間に少なくとも1~2回は立てたい目標ですが、どうやって目標を設定すればよいのでしょうか。
こちらでは目標設定のポイントについてご紹介しましょう。
向上心をもって保育に取り組むためにも、質の高い保育で子どもたちに接するためにも参考にしてみてください。
運営側もしっかり見ている
「園長先生が提出しろというからそれっぽいことを書いて出している」
「正直めんどうだし、やりたくない」
なんて考えている保育士さんもいるかも知れませんが、運営側も保育士に目標を設定させて確認しておしまいではないのです。
年度末にその目標をどれだけ達成できているか、スキルアップをしているかを評価しています。
保育士もキャリアアップができるので、目標を立ててそれに向かって努力する姿は人事の評価に繋がるのです。
スキルアップをすると保育施設にとっても子どもたちにとっても、もちろん保育士自信にとってもプラスになります。
とりあえず目標を立てよう、ではなく、しっかりと将来を見据えて目標を立てるようにしましょう。
目標設定のポイント
●現状を顧みて課題を考え目標を設定する
今の自分の状況やスキルを振り返って書き出し、目標を考えていきましょう。
何ができて何ができないのか、課題がわかると目標ややるべきこともはっきりしてきます。
行き詰まったときには先輩や同期など他の人の評価やアドバイスを聞いてみてください。
自分では見えなかった意外な長所を指摘してもらえるかもしれません。
先輩保育士の目標の立て方を聞いてみるのも参考になるでしょう。
●短期、中長期的な目標を設定する
大きな目標を立てることはすばらしいことです。向上心をもって目指していきましょう。
しかし、まずは小さな目標を立てて成功体験を積み上げていくことが大切です。
大きな目標だけを立てるとそこまでのステップがおろそかになってしまいます。
小さな目標を立て、ステップを少しずつ踏んでいくことで大きな目標を達成することができるでしょう。
●強みを伸ばすような目標を設定する
現状の振り返りで今の自分ができることも書き出したら、それを強みとしてさらに伸ばす目標を設定しましょう。
目標は課題や苦手なこと、できないことばかりを考えるとモチベーションを保てません。
自分のできること、得意なことをさらに磨けるような目標を設定するとよいでしょう。
良いところを伸ばすことでより子どもたちのために働ける魅力的な保育士になれます。