深刻な待機児童問題への対策がさまざまな観点から打ち出されていますが、どうしても保育士不足は否めません。
保育士の質向上のためにたくさんの研修も設けられています。
研修の内容によって開催される時期が決まっているので、いつ行われるかチェックしておくと仕事の段取りもしやすくなるでしょう。
一般的に保育士研修はいつ行われているのかご紹介します。
1年を通して行われる
実は1年を通してなにかしらの研修は行われています。
ただし、保育園や幼稚園が忙しくなる運動会の時期や生活発表回の時期は避けて行われることがほとんどです。
だいたい同じ時期にどこの保育施設も大きな行事は行われるので、それぞれの仕事に支障がないよう行事の時期は外されるのです。
新人研修
●4月、5月が多い
入社したばかりの新人保育士に「保育士としての心得」や「働く上で注意すること」などを伝える場である新人研修。
そのため入職後すぐに行われることがほとんどです。
新しい環境や保育の現場に慣れるためにも積極的に参加して、即戦力となれるようにスキルを磨きましょう。
●3日間通しの研修も
乳児院や児童養護施設といった保育園以外の児童福祉施設で働く、新人の施設保育士の場合、3日間通しの研修に参加するよう指示をされる場合があります。
利用者の自立を促すことの大切さや表情、声によって利用者にどのような印象を与えるのか、保育士同士の関係を良好に保つための意見交換の方法などより実践的な施設保育士に大切なことを教えてもらえるのです。
宿泊研修も
保育士研修は実施する機関によって内容や場所も異なります。
勤務する園の近辺で開催されて1回で終了する研修もありますが、他の地域で開催されることも。
有名な保育所や先進的な取り組みをしている大都市の保育所を見学に行くという研修では、数日間泊まり込みでの研修が実施されます。
そういった全国規模の保育士会主催のもの、都道府県が開催しているものは遠方で行われるので、飛行機や新幹線の移動になることもあるでしょう。
土日にも
研修が泊まり込みで行われる場合だけでなく、保育施設が休みの土日に行われることもあります。
平日勤務後の19時から行われるという場合もあるのです。
勤務時間に研修を組んである保育施設もあります。勤務時間外で参加した場合には代休や手当をもらうこともできます。
勤務時間内で行われる研修の場合、補助の保育士が代わりに子どもたちの保育をしてもらえるので、安心して研修に参加しましょう。