保育のお仕事パーフェクトガイド

熱中症に気を付けよう

今年の夏は猛暑を通り越して酷暑と言われています。
都内や岐阜などでは40度以上の暑さを記録しています。40度と言ったらお風呂の温度と同じくらいですから、普通ではないこともわかるのではないでしょうか。
こちらでは熱中症対策やこの暑さの中で気を付けたいことについてご紹介します。

今年の夏は危険

最近では炎天下の中を指導と称して無茶なランニングをさせて児童が倒れたり、サウナのような気温と湿度の教室内で児童が室内熱中症にかかってしまったりといった事件もありました。
エアコンを教室に設置するのは贅沢だ、子どもたちが自然に弱い体になる、自分が子どもの時は教室にクーラーなんて無くても平気だったとおっしゃられる年配の方も居るようですが、実は40年前の気温と今の気温では同じ日を比べても大きい所では10度以上も差があるそうです。
ですから、昔はどうだった、というのではなく、今できる最善の事をおこない身を守る必要がありますね。

エアコンやクーラーは悪ではない

エアコンやクーラーは適切に使えば室内温度を快適にしてくれ、快適に過ごすことができる有効なツールです。
また、冷風に当たり過ぎると風邪をひきやすいとも言われているので注意が必要ですが、実は直接肌に冷風が当たらなければ長時間エアコンの効いた部屋に居ても大丈夫なのです。
お昼寝や夜間就寝の際にタイマーをセットして蒸し風呂のような中で眠る方が室内熱中症になってしまう可能性があり危険です。
寝ている間に熱中症で亡くなられたお年寄りや赤ちゃんがいることを忘れてはいけません。

 

水分と塩分をたっぷりとる

一昔前まではとにかく水!と言われていましたが、水だけ飲んでいても体内の塩分が汗や尿として排出されるので体内の塩分濃度が下がり、頭痛やめまいが起こります。
沢山水を飲ませていたのに…という時の原因は多くの場合が塩分不足です。
最近では飲みやすい経口補水液や塩タブレットなども販売されていますので塩分不足にならないように心がけましょう。
また、スポーツ飲料は糖分がたくさん含まれているので風邪の時などのカロリーを摂取したいときには最適ですが一日に何本も接種してしまうと急性糖尿病を引き起こすため補水には不向きの場合があります。スポーツドリンクを補水液として使用する際は1/2程度に水で薄めましょう。

 

直射日光を避ける

余りの焼け付く暑さに今年は「日傘男子」も眼にするようになりました。
外出する際には帽子や日傘で直射日光を避けましょう。
日光(紫外線)には体を疲れさせる作用があります。
特に子供は体温調節が難しいことや、保育園でも本人が気づかずに遊んでいて熱中症になることが多いので保育士や近くにいる大人が気にかけてあげる必要があります。