「保育士が感じている悩み」でご紹介したとおり、保育士の悩みはたくさんあります。
保育士の離職を防ぐためにも、保育士の悩みへのアプローチが必要になるでしょう。
対応をして、働きやすい職場を目指しましょう。今回は保育士の悩みに対する対処法をご紹介します。
■悩みから学べることはないか考える
人間関係、待遇面、労働条件など悩んでいる内容を一度全部書き出してみましょう。
時間があれば気にしてしまう保育士もいるので、まずは書き出して客観的にとらえてみるのです。
人間関係であれば相手の立場に立って「どうしてそのような感情になったのか」「どのような言葉が必要なのか」を考えます。
待遇面や労働条件で悩んでいる場合は、保育士としてのメリットをあげた上で、他の職種と比較してみましょう。
こんなことで悩んでいてはいけない、など自分を否定せずに、悩むのは成長しようとしている証拠、学びのチャンスとして考え方を変えてみてください。
■仕事量を客観的に見て効率化をはかる
体力と気力の限界を感じつつも日々の業務量をこなすうちに日々が過ぎているという方もいるのではないでしょうか。
仕事に関して悩んだときには一度立ち止まって自分の仕事内容を客観的にみてみてください。
どのような業務で負担を感じているかが見えてきます。残業や持ち帰り業務が多いという方も一度その残業や持ち帰り業務について見直してみましょう。仕事の手順を変えたり、他の保育士に任せられる業務を見つけたりと気づきがある可能性も。
■ICTシステムを導入して業務負担を減らす
ICTシステムを導入したり、新しい取り組みを行ったりしている他の保育施設などの情報収集をして、労働時間や残業など労働条件を比較してみましょう。
求人票と園のホームページ、実際の運営方針を比べてみます。
視野を広げることで、他の保育施設の良い所を取り入れることを進言できますし、園全体の仕事量の軽減に繋がっても受け入れられなくても、これから保育士としての働き方を考える良い機会になります。
■保育士の悩みには対処が必要
保育士は常に子どもたちや保護者の前で笑顔でいるべきと考えて保育活動を行っている方は多いでしょう。
ストレス過多でも表情に出さず仕事を頑張っている保育士だからこそ、仕事外で深く悩んでしまいます。
その際に保育士のストレスを軽減させるために視野を広げて悩みと向き合うことが必要になります。
日々の業務に忙殺されて体を壊してしまう前に自分に合った悩みの対処法を見つけていきましょう。