保育お役立ちコンテンツ
前回はお昼寝の大切さと寝かしつけのポイントについてご紹介しました。今回は、2歳以上の寝かしつけとお昼寝をしたがらない子についてです。参考になれば幸いです。
2歳以上の寝かしつけ
2歳以上になると言葉の理解が出来るようになります。そのため、寝かしつけのコツも少々変わってきます。そばでお話をしてあげることで眠りを誘うこともありますが、楽しくて興奮するような話だと寝付けなくなるので注意が必要です。
また、2歳以上からは自我が強くなる「イヤイヤ期」と言われる時期となり、なんでも自分でやろうとしたり、もっと遊びたいなどの自己主張が強くなることでなかなか寝付けないこともあります。
成長するにつれて寝る時間だとわかるようになり、寄り添って目線を合わせることで眠る子も増えてきます。そのような中で1人で眠れるようになることが理想です。
お昼寝したがらない子にはどうする?
子どもはよく動いていっぱい遊ぶとこころも満足してよく眠ります。あまり寝ない子には外遊びを多くしたり、体をたくさん動かせるように誘導してみましょう。
また、なかなか眠れない、泣いてしまう子は今までは周りがにぎやかで先生やお友達と遊んだりしていたのに急に静かになることが不安になる子もいます。
まったく寝付けないときは少し一緒にお散歩してみたりすると帰ってきてから寝付ける子もいます。また、別室で静かに遊ばせるなど子どもの個性に合わせた対応も必要です。
寝ないからと言って怒ったり、無理に寝かせようとすると余計に寝てくれなくなります。見守ってあげる気持ちも大切にしましょう。
子どもの生活習慣は?
本来であれば子どもはよく眠るものです。いつも寝ない子は生活習慣が原因かもしれません。保育園でも家庭でもからだを動かす遊びが足りていなかったり、日光に当たることが少なかったりすると昼だけでなく、夜も寝つきが悪くなります。
成長するにつれて体力がついてくるので、年長クラスになるとお昼寝はあまり必要なくなりますが、それまでの内は体力がつくまで睡眠補助としてお昼寝は大切です。なかなかお昼寝をしない場合は保護者にお伝えし、相談しながら生活のリズムを整える協力をあおぎましょう。