保育のお仕事にお役立ち
ペープサートがどんなものかご存知ですか?
やってみたいけどどんなものかよくわかっていないという保育士の方もいらっしゃるでしょう。
コロナ禍で感染対策について子どもたちにわかりやすく説明するためにもペープサートは便利です。
こちらではペープサートについてご紹介しましょう。
ペープサートとは
「ペーパーパペットシアター(paper puppet theater)」の略称で、非常に歴史が長く、安定した人気を集めている出し物「ペープサート」。
日本でも江戸時代に期限があるとされています。
多くの保育現場で利用されている「ペープサート」は子どもたちの想像力を養うための紙人形による寸劇です。
表と裏にそれぞれ違った表情の絵が描かれている紙人形を使った寸劇を子ども向けテレビ番組で目にしたことがありませんか。
両面を使うことで表現の幅が広がるのが「ペープサート」の特徴になります。
ペープサートの作り方
基盤は画用紙や厚紙といったしっかりとした紙で作ります。
そこに重ねて貼る色画用紙や折り紙、きれいに貼るためのノリやテープ、はさみやペンといった文房具、持ち手となる割り箸やストローを用意します。
まずは台紙を切って形を作ります。
同じものを2つ用意し、画用紙や折り紙を貼ったり、イラストを描いたりしていきます。
ポイントは裏表でそれぞれ違う柄にすること。
できあがったら片方の裏面に持ちてをテープで貼り、もう片方の台紙の裏にノリを塗って台紙に張り合わせます。
上から重しを乗せてしっかり密着させるとよりきれいな仕上がりになるでしょう。
寸劇の舞台を作る場合は、ダンボールや紙パックのような自立する素材がおススメです。
子どもたちを楽しませるために
ペープサートはリーズナブルで簡単に手に入る材料で作ることができます。
しかし、子どもたちを楽しませてペープサートを盛り上げるには、寸劇の準備が大切です。
「どんなお話にするか」を組み立て、そのためのセリフやBGMなどもよく考えましょう。
ペープサートの紙人形はストーリーに合わせて抑揚をつけて動かすのが大切です。
動きだけで伝わらない場合は声色やセリフに工夫をしましょう。
子どもたちの反応を考えながら、保育士さんたちも楽しみつつ演出を考えてみてください。
保育現場でのペープサートのメリット
絵本や紙芝居を保育現場に取り入れている保育士さんは多いですが、同じ内容が続くと子どもたちはあきてしまいます。
そんなときに活躍するのがペープサートです。
よりキャラクターを身近に感じることができるため、子どもたちの関心や興味をひくことができます。
コロナ禍の感染対策など、ここぞということきに大切なことを説明する場で使うのも良いでしょう。
すぐに集中できなくなってしまう気になる子もペープサートなら興味をもってくれる可能性があります。
おおがかりな準備が必要でなく、他のクラスの保育士さんと協力すれば規模も物語性も変えることができるペープサート。
ぜひ取り組んでみてください。