保育のお仕事にお役立ち
秋はアレルギーになる子が多いと言うことをご存知でしょうか。
「秋生まれの子は子供アレルギー体質になりやすい」と言われるほどです。
急激な温度と湿度の変化や植物の花粉などによって空気環境が良くなくなるためと考えられています。
アレルギーの原因を知り子供たちのために環境整えましょう。
秋のアレルギーの原因
アレルギーの中には食物アレルギーなどさまざまなアレルゲンがありますが、今回ご紹介するのは秋の特定のアレルゲンについてです。
気候の変化
秋は過ごしやすいイメージですが、まだ残暑を感じる日もあれば、急に涼しくなり寒く感じる日もあります。安定しない秋の気候は、暑さ寒さを訴えにくい小さな子どもたちにとっては大敵なのです。
春の場合は、温度や湿度ともに上昇するのでどちらかと言うとアレルギーの季節と言われる割には過ごしやすく良い時期に向かっていのですが、秋は冬にかけて温度も湿度も下がっていくのがアレルギーが増える原因でしょう。
空気も乾燥していきますし、薄着をした日に気温が下がると園児はすぐに風邪をひいてしまうでしょう。
コロナ禍の現在であれば、保護者の方もすぐに病院を受診して原因を探ることになりますが、風邪ということであれば、状況によっては園内感染する可能性もでてきます。
花粉など他の原因
秋のアレルギーが多い理由は気候の変動だけではありません。
イネやブタクサ・ヨモギなどの秋の草花の花粉、ダニの死骸など、涼しくなってくる秋は実は空気の質が悪いのです。
子どもは大人よりアレルゲンの影響を受けやすいので、公園などにお散歩に行ったらじんましんが出た、席や鼻水が止まらなくなったということもあり、注意が必要になります。
アレルゲンから子どもたちを守る
保育室やご家庭で子どもがアレルギー反応を起こしているという場合は、ホコリやゴミをためない環境づくりが大切になります。
保育園では掃除はもちろんのこと消毒もしているので、できるだけアレルゲンを持ち込まないことが大切になるでしょう。
東京都保健福祉局が運営する情報サイト「東京都アレルギー情報navi.」によると、掃除機を「3日に1度は1平方メートあたり20秒を目安にゆっくりかける」、寝具については「1平方メートあたり20秒を目安にして、裏表に掃除機をかける」と記載されています。
子どもたちのロッカーや壁面装飾などもホコリがたまりやすいので、気をつけて清潔を保ちましょう。
保護者の方が自宅でお子さんがすぐに風邪症状がでてしまうなど悩まれていたら、一度アレルギーチェックをオススメするのも良いかもしれません。