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幼保連携型認定こども園・認可外保育園の配置基準
2020/10/23

「保育士の配置基準ってなに?」で配置基準の基本的なルールと国や自治体毎に配置基準があることをご紹介しました。
今回は政府が定める保育士の配置基準のうち、幼保連携型認定こども園や認可外保育園に関する保育士の配置基準を見ていきましょう。

幼保連携型認定こども園

幼稚園と保育園のいいとこ取りをした保育施設になります。
小学校修学前の子どもたちを対象に、教育と保育を一体的に行う施設で、「認定こども園」から「幼保連携型認定こども園」として新設されました。
2015年4月にスタートした子ども・子育て支援新制度の施行によるものです。
保育士は保育士資格だけでなく、幼稚園教諭の資格を持っている方が採用の際は優遇されます。
「地域保育事業の配置基準」と同じく、幼保連携型こども園も子どもたちの年齢に合わせて配置基準が定められています。

乳児のこども3人に対し、保育士1人
1・2歳児のこども6人に対し、保育士1人
3歳児の子ども20人に対し、保育士1人
4・5歳児の子ども30人に対し、保育士1人
満3歳児以上の子どもの場合、教育時間は学級を編制。
専任の保育教諭を1人配置すると内閣府「子ども・子育て新制度ハンドブック」の資料で説明されています。
それに加え、配置改善の取り組みも実施されている模様です。
よりゆとりをもった丁寧な保育ができるようにと3歳児の子ども20に対し保育士1人のところ、3歳児の子ども15人に対し保育士1人を公的価格で雇うとしています。

認可外保育施設

児童福祉法に定められた基準を満たし、国から認可されている保育施設以外の保育施設が認可外保育施設です。
その保育士配置基準も認可保育施設に比べると緩やかに設定されています。
認可外保育園における配置基準は、内閣府「認可外保育施設の質の確保・向上について」の資料で説明されており、以下の通りです。
・主な保育時間である11時間以内の場合
認可保育施設と同様の配置基準
0歳の子ども3人に対して保育士1人
1~2歳:子ども6人に対し保育士1人
3歳:子ども20人に対し保育士1人
4歳以上:子ども30人に対し保育士1人とする
・11時間を超える保育時間である場合
11時間を超える時間帯に保育されている児童が1人という場合を除き、常に2人以上の職員が必要。
保育者の3分の1が保育士または看護師資格が必要となります。