一般的に正社員は常勤、パートタイムやアルバイトなど非正規雇用は非常勤を指します。
保育士も同じく、常勤は正社員で非常勤はパートタイム、アルバイトです。
では常勤保育士と非常勤保育士ではどのように違うのでしょうか。
常勤・非常勤の働き方の違い
●常勤保育士
1日6時間以上かつ月20日以上勤務するとフルタイムとなり、常勤保育士は一般的に1日8時間勤務となっています。
1日8時間以上、1週間に40時間以上の労働は労働基準法で禁止されていますが、常勤保育士は保育士不足から残業、持ち帰りの仕事をしていることが多いでしょう。
●非常勤保育士
非正規雇用でパートタイムやアルバイトでの雇用となるので、勤務時間は8時間より短い場合がほとんどです。時給であることが多く、残業もほぼありません。
非常勤保育士は保育士資格がなくても働けます。しかし、保育資格を持っていた方が給与面で優遇されるでしょう。
常勤・非常勤として働くメリット
●常勤保育士
収入や雇用条件が安定しているのが大きなメリットといえるでしょう。非常勤より収入は多いです。
福利厚生もあるので、長期間安定して働けることもメリットといえます。
●非常勤保育士
前述の通り、非常勤保育士はほぼ残業がありません。保育施設にもよりますが、よほど人材不足でなければ残業はないでしょう。
書類仕事が少ないのが残業がほぼない理由のひとつ。シフトの都合もつけやすく、休みが取りやすいのもメリットです。
また、働いている保育園が合わない時に保育園を移りやすいのもメリットでしょう。
正社員登用制度のある保育園であれば、まず働いてみて自分に合っていたら常勤保育士として雇用してもらう、ということもできます。
常勤・非常勤として働くデメリット
●常勤保育士
業務量が多く、残業が多いのが常勤保育士のデメリット。行事やイベントがある時は残業が多くなります。
残業をしないまでも、持ち帰り仕事が増えるだけなので、常勤保育士としては負担になるでしょう。
●非常勤保育士
労働時間が短く昇給・賞与も期待できないので、どうしても収入が少なくなるのが非常勤保育士のデメリット。
時給のため来ようが安定しておらず、就労面で不安があるでしょう。
安定した雇用を求めるのであれば常勤保育士がおすすめです。