保育のお仕事パーフェクトガイド

子どもを伸ばす言葉掛け


言葉はとても繊細で難しく、掛けた言葉によって相手を伸ばしてあげることもできれば、傷つけてしまうこともあります。
そんな中、感受性の豊かな子ども達と接する保育士は日々どのような言葉を使い、どのような声掛けを心がければよいのでしょうか。
言葉がとても影響力があるものだからこそ、子ども達への言葉掛けは悩んでしまうこともあるかと思います。
今回は4回に渡って子ども達によい影響を与える効果的な言葉掛けのポイントや、避けたい言葉について紹介致します。

自己肯定感を伸ばす言葉掛けをしよう

自己肯定感とは、自分は生きる価値のある存在なんだと自身の存在価値を認めることによって自分自身を肯定できる感情のことです。
自己肯定感が高いと自分を大切な存在として感じることができ、ダメな部分も含めて自分を認めることが出来ます。自信を持つことにつながるので、何か困難な壁にぶつかっても自分を信じてチャレンジできるようになるのです。
自己肯定感は、社会性や人間性の土台になるものです。自分に自信を持ち、前向きに生きていくために自己肯定感を伸ばしてあげることは子どもの成長にとってとても大切なことです。

基本は褒めること

子どもにとって褒められる経験はとても重要なことです。褒められることによって子ども達は「自分は認められている」と感じることができるようになるので自己肯定感が高められます。
努力して達成したことは、小さなことも褒めて自信を深めてあげましょう。達成感を経験することで次も頑張ろうという気持ちが持てるようになります。
また、失敗した場合でも一生懸命取り組んだ過程や頑張った過程を認めてあげてください。
自己肯定感の土台は0~6歳頃の間につくられると言われています。そのため、この時期にたくさんの時間を共にする保育士はとても重要な存在と言えます。普段から意識的に褒める言葉掛けをして子ども達の前向きに生きていく姿勢、自己肯定感を伸ばしてあげましょう。