保育お役立ちコンテンツ
前月は、子どもに対する言葉掛けで「褒めること」「褒め方」「避けたい言葉掛け」についてご紹介してきました。とはいうものの実際の補保育現場では、子ども達がざわざわしていて話を聞いてくれない・・動いてくれないなど、特に連休明けのハイテンションなクラスが落ち着かない場面もあると思います。そんなときこそ、言葉掛けによって子ども達のやる気を引き出すことがポイントとなります。今回は言葉掛けの効果がアップする方法についてご紹介します。
音楽を取り入れる
「●●しようか」と言葉を掛けるよりは、「この音楽が鳴ったら●●しようね」「この音楽が終わるまでに●●しようね」と感覚で覚えてもらった方が子ども達にとってもわかりやすいです。
たとえば、「お片付けしようね」とただ言うよりも「この音楽が終わるまでにお片付け頑張ろうね」と声を掛けたほうが子ども達は喜んで動いてくれます。
習慣になれば言葉にしなくても音楽が鳴っただけで行動してくれるようになるので音楽の力を活用してみてください。
ゲーム感覚でやる気を引き出す
子ども達に何かをしてほしいときは、子どもの好奇心を刺激してあげることも良い方法です。子どもはゲームや競争が大好き!「男の子と女の子チームどちらが早くお片付けが終わるかな?よーい、どん!」などゲーム感覚で競争心をくすぐる要素を取り入れると目を輝かせて動いてくれます。すぐに動いてほしいときには競争大会などを実施し、ゲーム感覚でやる気を引き出してみましょう。
子どもが知っている言葉を使う
子ども達が落ち着かず、なかなか静かになってくれないときは子どもが知っている言葉を使ってみましょう。例えば小さい「アリさんの声」や大きな「ダンボの耳」もわかりやすい声掛けです。「先生はアリさんのお声でお話しするので、みんなはダンボの耳でよく聞いてね」と伝えると子ども達は楽しみながらしっかりと話を聞いてくれるようになります。
言葉が与える影響
言葉はとても大きな影響力を秘めています。何気ない言葉で傷つけてしまうことがある一方で、努力や頑張りを認めてあげること、感謝の気持ちを伝えることで子どもをぐんぐん伸ばしてあげることができます。
言葉がけの大切なポイントは認めてあげること、褒めてあげること、感謝の気持ちを伝えることです。使う言葉をよく選んで、子どもの自己肯定感や前向きな姿勢を育ててあげましょう。