近年発達の気になる子どもが増えたと感じていませんか。
保育現場で実感している方もいらっしゃるでしょう。
現役保育士が仕事に役立てるために学びたい知識の上位にも「障がいのある子どもの接し方」となっています。
発達支援を学びたいという保育士の声
●ADHDやアスペルガー、自閉症など、発達障害と診断されたり疑いがあるとされたりする子が多いです。資格取得する上で必要な知識としてしかそれぞれの障がいのことを知らないのでもっと知識を学びたいと思います。(40代/主任保育士)必要になるので、その子にあった指導や関わり、保護者へのアドバイスができるようになりたいです。(50代/保育士)
●健常児のクラスで障がい児を受け入れる場合、その受け入れ方や注意する点を知りたいと思います。(30代/保育教諭)
●根拠のある知識のもとで適切に関わるのと、聞きかじったような自己流とでは、本当に困っている子どもや保護者の今後にまったく違う結果があると思う。先生としての影響力を考えて関われるよう学んでいきたい。(30代/保育士)
発達支援の学び方
●発達障害児支援
発達が気になる子どもの支援者としての資格があることをご存知でしょうか。
そのためのさまざまな講座が開講されています。
専門学校で開催されていたり、どこからでも参加できるオンラインセミナーが行われていたり、通信教育の講座があったり。
●キャリアアップ講座
自治体の教育委員会でも発達支援の学びを推しているので保育士のキャリアアップ講座として発達障害児とその保護者との関わり方を学ぶ講座が開講されています。
保育者の資質や専門性の向上を目的として開講されているので障害児だけでなく、健常児との関わりなどさまざまな側面から学ぶことができるでしょう。
●保育施設内での勉強会
すでに発達支援に対する造詣の深い保育士が同僚にいる場合、保育施設内で勉強会を行ったり、意見交換を行ったりするのも良いでしょう。
実際に保育現場にいる発達が気になる子どもたちとその保護者、周囲の健常児たちとの関わりを通して実践的に適切な関わりを学ぶことができます。
また、実際に日常的に子どもたちと接する中で適切な対応ができていたかどうかお互いにアドバイスしあったり切磋琢磨したりできるのでより保育の質向上と適切な発達支援の実践につながるでしょう。
ご自身が発達障害学習支援サポーターなどの資格を取得し、学んだ知識や実践方法を同僚に共有するのもオススメです。