前回、効果的な言葉掛けとして「褒めること」をご紹介しました。しかし、褒めることはわかっていても実際にはどのような場面で、どのように褒めていけば良いのか・・なかなか難しいことでもあります。
今回は、効果的な褒め方について具体的にご紹介します。
褒める言葉掛けのコツ
●子どもの目を見て笑顔で褒めること
大切なことは子どもを褒めるときは、子どもの目を見て褒めることです。相手の目を見て話すことは会話の基本ですよね。目を見て褒めることで子どもは自分のことを褒めてもらえているんだ!と認識することができます。
きちんと子どもの目線まで下がって笑顔で褒めてあげましょう。
●その場ですぐ褒める
子どもの良いところを見つけたら、その場ですぐに褒めてあげましょう!時間が経ってから褒められても「いったい何のことで褒められているんだろう」と子どもは混乱してしまい効果が半減します。
褒めることにもタイミングが重要!子どもの褒めるポイントを見つけたときは小さなことも後回しにせず、言葉にして褒めてあげてください。
●具体的に褒める
子どもを褒めるときは、なるべく具体的な言葉で褒めてあげましょう。「頑張ったね」「えらいね」という褒め言葉はついつい言ってしまいがちですが、子どもにとってはあいまいで、何故褒められているのかわからない場合があります。
「逆上がりできるようになったんだね!かっこいい!毎日練習頑張っていたもんね」と具体的にどのような点がすごいのか、よかったのかをしっかり伝えながら褒めてあげましょう。
●結果ではなく、過程を褒める
子どもを褒めるときは、結果だけではなく頑張った過程を褒めてあげましょう。かけっこで1位だった、できるようになったことなどつい結果を重視してしまいがちですが、大切なことは頑張ってきた過程です。子どもの努力した過程を見ずに結果だけを褒めてしまうと良い結果を出さなくちゃいけない・・とプレッシャーになってしまいます。
努力してきた過程や頑張り、チャレンジしようと思った気持ちをしっかりと受け止め認めて褒めてあげましょう。子ども達が結果が全てではないと学ぶことができ、たとえ失敗しても次も頑張ろう!と前向きに捉えることができます。
●感謝の気持ちを伝える
子どもがお手伝いしてくれたときは「ありがとう」「すごく助かったよ」と感謝の気持ちを言葉にして伝えてあげましょう。感謝の言葉を伝えると子どもは自分が認められたと感じることができるので、褒めることと同様の効果があります。また、誰かに感謝する気持ち、感謝される喜びを理解できるようになります。