新型コロナウイルスの感染拡大がまた騒がれています。
フィジカルディスタンスをとることは保育士同士はともかく、小さなお子さんととるのはほぼ無理です。
政府も推奨していませんし、なにより子どもたちの成長にも影響してきます。
保護者とのコミュニケーションのとり方もコロナ禍で変化がありました。
選ばれる保育施設になるためにも保護者との円滑なコミュニケーションは必要でしょう。
こちらでは現役保育士さんが保護者とのコミュニケーションで工夫したり配慮したりしていることについてご紹介します。
直接話す
送り迎えの際、できるだけ話しかけて対面で直接話すようにしているという声が多く聞かれました。
(※ほいくる調べ)
●コロナ禍で玄関でのお子さんの受け入れとなりました。そのため玄関番の保育士しか普段保護者と話せなくなっています。
自分のクラスの子の保護者がお迎えに来たときには事務作業の手を止めて保護者に話しかけに行くようにいています。(30代保育士)
●保護者が、日々の子どもの成長や保護者の心配、悩み事などを気軽に話せるように積極的に話しかけています。
世間話程度でもマメに話しかけることで信頼関係をつくっています。(40代保育士)
●トラブルが多い子どもの保護者や心配される保護者にはマメに電話したり、きびしいことだけでなく、いいことを混ぜて細かく伝えるようにしています。(30代保育士)
●0〜2歳児までのクラス担任であればより細やかな連絡をしたり、家庭での様子を伺ってみたりと配慮をしています。
保育の見える化を図っている
掲示板やICTシステムなどを利用し、保育士が撮影した写真や動画を保護者と共有し、保育園での様子を保護者がスマホやパソコンなどですぐに閲覧できるようにしているということです。
●玄関で子どもたちの画像のスライドショーを流しています。その日の夕方までの画像を各クラス5枚ほどです。(20代保育士)
●ドキュメンテーションを掲示してどの学年の保護者も園の取り組みが見えるように工夫しています。(40代保育補助)
●写真を撮り、ICTシステムで保護者と共有しています。いつでも閲覧可能なので、写真を確認した保護者から写真を話題として話しかけてもらえます。(30代主任保育士)
●行事や普段の保育の様子を写真に撮り、掲示しています。外国籍の家庭が多いですが、文書よりも写真のほうが伝わりやすいです。