こちらでは様々な園児のアレルギー対策についてについてご紹介します。
アレルギーとは時に命にもかかわる疾患です。
自分にはないアレルギーについても理解を深めておくことが重要です。
保育園においては厚生労働省からアレルギーに対するガイドブックも発行されています。
代表的なアレルギー疾患
1.気管支喘息
2.アレルギー性鼻炎(花粉症)
3.アレルギー性結膜炎(花粉症)
4.アトピー性皮膚炎
5.蕁麻疹(じんましん)
6.(食物アレルギー)
7.(アナフィラキシー)
※6,7は原因抗原(アレルゲン)、症状から分類したもので、1~5の分類とは若干異なる。
特に多いのは気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などでしょうか。
一度は耳にしたこともあり、近くの方が罹っていたという覚えのある方も居るのではないでしょうか。
特に喘息は子供の頃はひどくても大人になるとぴたりと治まることも多く、幼児の代表するアレルギー疾患と言えます。
アレルギー疾患を持つ園児の把握
入園面接時、また、保育士が途中から担当する場合はその都度園児の状態を把握しておくためにも、保育園や幼稚園での配慮が必要な場合保護者に申し出てもらう必要があります。
生活管理指導表の配付
保護者に生活管理指導表を配付し、主治医に記載してもらいます。
保護者は必要があれば園に生活管理指導表を提出します。
アレルギーのある園児への対応
他の子と区別せず接することが大切です。
それを踏まえた上で、アレルギーが出そうなアクティビティは避けたり、食事などに気を配る必要があります。
他の園児に特別扱いをしていると思わせないように分け隔てなく接しましょう。
食品アレルギーのある園児の対策
近年では食品アレルギーを持つ子供が多くなったこともあり、幼稚園や保育所での給食でもアレルギーを配慮した材料を使われることが多くなりました。
しかしそれらに対応していない園や、お弁当持参の園の場合はアレルギーに触れない食材を使ったお弁当を各家庭から持参してもらう必要があります。
もしもアナキフィラシーが起こったら
アナキフィラシーの治療法は症状によって異なりますが、アドレナリン自己注射薬(アナ抗ヒスタミン薬、呼吸器症状には気管支拡張薬、症状が重くなってくると経口副腎皮質ステロイド薬などの内服薬が用いられます。
しかしこれらは勝手な判断で使用することができません。
もしもアナキフィラシーが起こった際には原因の食品や毒針などを速やかに除去し、病院に連絡して医師の判断を仰ぎましょう。