就職・転職丸わかりガイド
7月の実技試験も無事合格し、保育士登録も済んでさて就活!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、入職して3ヶ月、なにか違うと転職を考え始める方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方が新天地を探して就職活動する場合、かなり理想的な園をみつけたとしてもある条件を満たしているとなかなか長く働けないという場合があります。
こちらではそんな妥協してはいけない園選びの条件をご紹介しましょう。
妥協してはいけない園の条件1:保育方針が理想と合わない
保育士資格を取得したばかりの方や保育現場未経験の方は、自分の保育観・保育指針が定まっていません。
初めての就職先は、なんとなくでも「いいな」「自分を活かせそう」と思える園であれば、きっと楽しく働けるでしょう。
しかし、求人票や園のサイト、園見学でも「自分の理想と違う」と感じたときはどんなに他の条件が良くても候補から外すようにしてください。
保育方針が自分の理想と違うと感じる園で保育士として働いていても苦痛に感じてしまうからです。
例えば、子どもたちと一緒に目標にむかって頑張る教育・知育を行いたいと考えている方が、「のびのびとした保育」を行っている園を選ぶと、目に見える目標がなく、物足りなく感じるでしょう。
逆に子どもたち一人ひとりとしっかり向き合って一緒に成長していきたい、優しい先生になりたいと思っている方が、「知育・教育」に力を入れている園を選ぶと園児に「指導」していることが多くなり、理想とのズレが生じてしまいます。
妥協してはいけない園の条件2:通勤距離が長い
自宅と勤務先の保育園との距離が遠すぎると体力と睡眠時間が削られるので長く働けなくなる可能性が高いです。
通勤時間が1時間を超えると通勤恐怖症になるといいます。
特に保育士は体力勝負ですし、早番や遅番などがある場合勤務時間も不規則になります。
もちろん苦痛に感じる通勤時間は人によって異なりますが、できるだけ通勤が楽な方が良いでしょう。
妥協してはいけない園の条件3:休憩や休日が少ない
求人情報では休憩時間や休日が法定通りに記されており、なおかつ有給も取りやすいなどの文言があったのに、入職してみると「思っていたのと違う」という場合もあります。
保育施設は慢性的に保育士不足なので、人手が足りずに休憩がとれなかったり、休日出勤をしてヘルプに入ったりということがあるのです。
どんなに収入面や保育方針、立地がよくてもお休みをしっかりとってリフレッシュすることはとても大切。
保育士になったばかりで張り切ってがんばることも最初は可能かもしれませんが、働くうちに心身ともに削られていきます。
園見学で保育士の姿を見て、疲れていたりイライラしているようなら、「休憩時間は何時から何時ですか?」などハッキリ確認してみてください。
無理なく働け、しっかりと保障された園を選ぶことが長く働けるポイント。妥協しないようにしましょう。