保育のお仕事パーフェクトガイド

小論文・実技対策マニュアル


保育士の採用試験では、論文や作文の提出を求める園が多くを占めます。
作文や論文は正解がないため、苦手意識を持つ人も多いようですが、逆に言えば作文や論文でしっかりと自己アピールができれば採用の可能性はぐっとアップするというものです。
こちらでは保育士採用試験における論文や作文の書き方のポイントをご紹介します。

保育士の作文や論文でチェックされるポイント

①人格・人間性…その人の人となりを図ります
②教養・常識度…誤字脱字や文法間違いなどが無く社会人としての一般常識を携えているか
③表現力…自分の意見や考えを論理的に表現することができるか
④自己アピール…保育士としての意気込みなど

文章はその人が今までにどのよう生きてきたのか、人となりがおのずと現れるものです。
そして、保育士の採用試験でチェックされる項目は上記の一般的な常識を携えているかということに加え、保育園や幼稚園の保育方針や教育理念に合うかどうかという部分があります。

 

即興で書く事になっても困らない

事前に作文や論文を書いてくるように指示され、面接の際に持参するパターンはじっくりと文章を考えることができるのでさして問題もありませんが、面接の際に一定時間内にその場で作文や論文を書くように指示される場合もあります。
このような場合も焦らずに、ある程度自分の中で鉄板の文章の組み立て方をあらかじめ用意しておくと良いのではないでしょうか。
即日で文章を要求される場合は先方もそこまでしっかりと作りこんが文章を求めていないことがありますので、自分の言いたいことをきちんと描いた上で分かり易く読みやすい文章を書くことが重要です。

気づかずに行っているケアレスミスをなくす。

文章力云々の前に誤字脱字、重複表現などが多い文章は門前払いです。
また、言葉遣いも口語や現代言葉などになっていないか注意が必要です。
正しい日本語や正しい文法を使うようにしましょう。

文章の基本的な組み立て方

序論→本論→結論という順で文章を書くことが基本とされています。
序論は最初に述べたい事やテーマを書きます。
本論は序論から展開するテーマの内容や根拠、そこに至る理由などを書きます。
結論はその結果どうなるのか、どうしたいのかといった事を書きます。
最後にもう一度序論の内容に触れ、「だから~である」という結論に結びつけることが重要です。