保育のお仕事パーフェクトガイド

面接で使える退職の理由

保育士資格試験で筆記試験を合格された方は実技試験の追い込み時期ですね。
新しい保育士さんの誕生とともに転職を考える保育士さんも増えてくる時期です。
こちらでは転職活動をする保育士さんが面接で聞かれるであろう退職の理由についてご紹介します。

なかなか言いづらい前職を辞めた理由

前職の退職理由は、新しい職場に雇用される上でとても大切な項目になります。
転職が保育施設ではない場合も、新しい職場の方針や考え方のすり合わせのために聞かれるのです。
とはいえ退職の決めてを面接時にストレートに答えてしまうのはさすがにできません。
ポイントは本音を交えつつも適度に隠すこと。
人間関係の辛さや待遇の低さなどオブラートに隠していきましょう。

面接で答える退職理由の例

体力面や体調面

保育士は肉体労働です。前職で体に不調があったという場合は正直に打ち明けましょう。
ポイントは現在しっかり回復して体調に問題がないことをアピールすること。
「体調を崩して辞めた」だけ伝えると新しい職場でも務まらないのでは、と受け取られかねません。

うっかり前職の悪口を言ったり、自分の苦労話を話したりしそうになりますがそこは控えましょう。
今はしっかり休養をとって復調していると前向きな理由に言い換えることで面接時に印象がよくなります。

人間関係の軋轢

保育士の退職理由で人間関係がうまくいかなかったということは多く聞きます。
先輩や同僚からのパワハラやいじめ、保護者とのコミュニケーションの難しさなどです。
こうしたことはどこでもあるためそのまま伝えるとコミュニケーション能力が低いと評価されてしまう可能性があります。

そういった場合は「目指す保育が違った」と伝えてみると良い方向に向かいます。
子どもたちとの関わり方が異なっていた、目指す保育方針が違った、何度も話し合ったが合意に至らずやむなく退職した、といったイメージです。
ポイントは必要以上に前職を貶める発言をしないこと。不満を述べずに保育士としての理想に近い園を探していたと伝えましょう。
「うちを辞めたときにもいろいろ言われるかもしれない」と不安に思わせないように気をつけてください。

待遇が悪かった

お給料が低く、ボーナスもなく、福利厚生もたいしたことがなかったなど条件や待遇に関することが不満で退職する方も少なくありません。
しかしこの理由をそのまま伝えると、もっと条件がいいところがあればそちらに行ってしまうと思われても仕方ないでしょう。
前職では「能力や資格を評価してもらえなかった」と伝えることで、待遇が悪かったことへの不満を隠すことができます。
特に新しい園が能力に応じた評価をしていると求人票やサイトに記載がある場合、前職では一律評価だったけれど、貴園ではきちんと評価してもらえ働くモチベーションに繋がるとポジティブに話して、志望理由につなげていきましょう。