新型コロナウイルス感染拡大防止による外出自粛期間中や休業要請による閉園、給与カットにより保育現場を去らざるを得なかった方や、現在就職活動・転職活動中の方が必ず考えなければならない「志望動機」。
どういったバックグラウンドがあったとしても抑えておきたい志望動機に書くべきポイントがあります。
「採用したい」と思ってもらえるようなポイントと注意するポイントをご紹介しましょう。
志望動機に盛り込むポイント
志望動機に書くべきはその園に惚れた理由。なぜその園で働きたいのか伝えます。
●なぜその園を志望したのか
ポイントは自分の希望と園の方針が合致している点を探すこと。
その園に対して自分が魅力的に感じたポイントを根拠(自分の希望・園の方針)に基づいて説明しましょう。
自分自身の経験や価値観に基づく内容を入れると説得力が増します。
さらに、志望する園に採用されたら、どのような業務ができ、どのように貢献できるか・していきたいかを具体的に盛り込みましょう。
やる気と活躍をイメージしやすくしておくことで、採用担当者に好印象をもってもらえます。
●なぜ保育士を仕事にしようと思ったのか
保育士として子どもたちに何をしていきたいのか、保育士になろうと思ったきっかけを再認識して伝えます。
これまでの子どもたちとの向き合い方や保育士という仕事に対してどのようなところにやりがいを感じているかを書くのがポイントです。
●自分自身の人柄をアピール
自分の性格や特性で「保育士向き」と思えるものがある場合、積極的にアピールしていきます。
子どもと遊ぶのが好きだったり、体力があること、おだやかな性格であることなど。
過去のエピソードや自分なりの経験談を交えて書くことで、より伝わりやすくなり、他の応募者と差をつけることができます。
志望動機を書く上で注意したいこと
●待遇面の希望
給与や待遇の改善を求めて転職する方も少なくない保育業界。
運営側や保育施設の形態によって全く違うので、求人票もまずそこを見ることが多いですが、そうした希望を書面で伝えるのはマイナスです。
その園に就職するうえでよほどの絶対条件である場合、面接など顔を合わせる場できちんと話し合って決めるとよいでしょう。
●体調面の不安
人間関係でのストレスや、腰痛などの身体的不調で前職を退職したという方は多いでしょう。
完治している場合はその点を明記してください。
仮に通院中であれば隠さずに伝え、医師の承諾を得ていると明記することで、採用者側が入職した後のイメージをしやすくなります。
●ネガティブな退職理由
雇用条件・就業規則・人間関係など、これが嫌で辞めたという話は、事実であっても伏せます。
前職の悪口を初見で話す方に採用者が良い印象を抱くことはないからです。
仮に志望動機で退職理由に触れる場合は、スキルアップや反省に対する改善を求めてなどポジティブな印象を与える書き方にしましょう。