今保育園や幼稚園といった保育施設を中心に導入されることが増えたICT化。
こちらではICT化について、ご紹介します。
ICTとは
ICTとは、情報や通信を意味する「IT(Information Technology)」に代わる言葉として近年知られるようになった言葉で、Information and Communication Technologyの略です。
情報(Information)と技術(Technology)だけでなく、間にコミュニケーション(Communication)を挟む仕様で何となく感じていただけるのではないでしょうか。
日本ではITの方が知名度は高いですが、国際的にはICTの方が一般的です。
保育施設におけるICT化とは?
では保育施設におけるICT化とはどのような事を指すかといいますと、保育施設側と保護者との情報共有を円滑にしたり、タイムカード処理で朝夕の入退園の手間を軽減したり、幼稚園バスの場所を把握したり、指導案や園児台帳の作成といった保育施設に勤めるスタッフと園児を預ける家庭双方の負担を減らし、便利で快適な園生活と漏れの無い情報共有をおこなうことができるシステムを導入することをICT化といいます。
具体的にどうするの?
基本的には保育施設が所有しているパソコンやタブレット端末にシステムを導入することから始まります。
データの管理やシステムの重要な部分は園のパソコンではなく別の場所にサーバーがあり一括して管理しているのでデータが無くなった、パソコンが壊れたので使えなくなったといった心配がありません。
ICT化システムでできること
ICT化システムは保育支援システムとも呼ばれます。
保育支援システムを導入することによって様々なことがおこなえます。
また、これらは一例で、開発元によってできることが変わります。
【保育支援システムでできること・一例】
(1) 登降園管理機能
(2) 指導案の作成
(3) 園児台帳機能
(4) 連絡機能・チャット機能
今後保育の現場においてICT化システムはどうなっていくか
保育施設では様々な年代の保育士が働いています。ICT化どころかパソコンもまともに障ったこともないような方も少なくありません。
しかし保育ICT化システムはどのメーカーの物を見ても年配の方から幼児まで感覚で操作しやすい「初見でも分かり易い」使用感を目指している場合が殆どです。
アナログではできなかったことが驚くほどの短時間でできることでしょう。
また、業務の負担を減らし、保育士不足の昨今保育士の時間外労働が問題視される中、これらは大きな助けになりうるのではないでしょうか。