保育士になるには
保育士試験は、その名が指す通り、合格すると保育士の資格が得られる試験のこと。保育士資格は、児童福祉法で定められた国家資格ですので、保育士試験は国家試験となります。
ここでは、保育士試験についてご紹介しています。
【そもそも保育士試験とは?】
保育士の資格がなくても、保育の仕事をすることはできますが、資格を持っていない人が保育士を名乗ることは禁じられています。
保育士になるためには、「厚生労働大臣の指定する保育士を養成する学校を卒業すること」と「保育士試験に合格すること」といった2つの方法があります。
保育士養成の学校は卒業していないが、保育士になりたいという場合は、保育士試験を受けて合格する必要があります。
そして、保育士試験は2016年から年2回実施されています。
2018年試験日程
■前期
筆記試験:平成30年4月21日(土)、4月22日(日)
実技試験:平成30年7月1日(日)
※ 自然災害等により試験が中止となった場合、再試験は行いません。
■後期
筆記試験:平成30年10月20日(土)、10月21日(日)
実技試験:平成30年12月9日(日)
※1 自然災害等により試験が中止となった場合、再試験は行いません。
【保育士試験の受験資格は?】
試験の受験資格は、保育士養成所を卒業していなくても受験することが可能なので、社会人になってから受験する方も増えています。
大学を卒業している方、もしくは大学に2年以上在籍し、一定以上の単位を取っていれば受験可能ですが、大学が発行する証明書が必要です。
その他、一定の条件を満たした方にも受験資格が与えられる場合があります。
【筆記試験について】
筆記試験は、以下の9科目を土日の2日間で実施されます。
■筆記試験科目
・保育原理
・教育原理
・社会的養護
・児童家庭福祉
・社会福祉
・保育の心理学
・子どもの保健
・子どもの食と栄養
・保育実習理論
合格点はいずれも6割です。万が一、全科目合格しなくても合格した科目については最大3年間「合格」として引き継ぐことができます。
また、幼稚園教諭などの資格を持っている場合は、一部の筆記試験科目が免除になる場合がありますので、必ず事前に確認しましょう。
【実技試験について】
筆記試験に全科目合格したのち、実技試験を受験します。
■実技試験の科目
次の3科目の中から2科目を選択します。
・音楽表現に関する技術
・造形表現に関する技術
・言語表現に関する技術
簡単に説明するとそれぞれ課題を元に音楽表現は歌と伴奏、造形表現はお絵描き試験、言語表現は読み聞かせになります。