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保育士資格を取得していない方でも保育施設で働くことは可能ですが、より子どもたちに関わる仕事をしたかったり、保護者を安心させるためにも保育士資格は取得しておきたいところです。
保育士試験には9科目の筆記試験があり、筆記試験に合格した後は実技試験となります。
筆記試験は独学でという方も、実技試験の対策はどうしていいか悩む方もいらっしゃるでしょう。
こちらでは「音楽表現」「造形表現」「言語表現」のうち、「造形表現」について傾向と対策をご紹介しましょう。
「造形表現」の試験とは?
保育士実技試験の「造形表現に関する技術」の試験内容は、「音楽表現」や「言語表現」と違い試験当日に出題されます。
問題文に記載されている条件を満たしたシーンの絵を指定の用紙に描いていきます。
机に出していいのは鉛筆かシャープペンシル、色鉛筆、消しゴム、腕時計のみ。
イラストが載っているものはNGです。
「造形表現」の試験で見られるのは、保育士として必要な「情景、および人物などを豊かにイメージした描写・色使いができる力」があるかどうか。
壁面構成や各種行事、お便りなど職場にもよりますが絵を描く機会が多い保育士。わかりやすい絵を描けるかどうかは重要なスキルになります。
場面が明るく、登場人物がいきいきとしていると高得点につながる傾向です。
「造形表現」の試験をクリアするポイント
過去の問題を見て、時間をはかり、同じ大きさの用紙に実際に模試を受ける容量で描いてみましょう。
●複数人物の年齢や表情を描き分ける
過去の出題傾向を見ると、多くの回で「何歳児か」と指定があることがわかります。
たとえば「5歳児クラス3名以上と保育士1名」「1歳児1名以上と保育士1名」など。
出題内容の状況からどのような表情をしているかを想像し、複数名の表情の変化をかきわけることができるようにしておきましょう。
●出題内容の状況を想定し、わかりやすく表現する
雨上がりの外遊びや落ち葉拾い、お誕生日会や制作時間など保育施設内で起こるさまざまな状況が出題されます。
手を動かしながらその状況を想定し、楽しく遊んでいる状況や背景を描きましょう。
保育園にある備品や園庭にある遊具など写真や絵を写して練習してみることをおススメします。
●色鉛筆は表現力が広がるものを選ぶ
色鉛筆は12色から24色とされています。できれば20色以上の発色が綺麗なものを選びましょう。
油性色鉛筆や水彩色鉛筆が保育士の先輩には選ばれています。
また、お手本となる絵もSNSでたくさん公開されているのでぜひ検索してみてください。