保育お役立ちコンテンツ
あっという間に3月がすぎて春になります。
小さな子どもたちも環境の変化に戸惑う時期です。
この時期に在園児で行われるのが進級式。
1つ上の学年にあがることをお祝いする行事です。
こちらでは進級式の出し物や配慮についてご紹介しましょう。
年長さんからの出し物
最年長児となった意識を高めてくれる年長さんからの出し物。
新入園児さんの期待感も大きくしてくれます。
子どもたちの負担を少なくするために卒園児に向けた出し物を活用するのもおすすめ。
春休み期間に練習する時間がたっぷり取れる場合は以下の出し物を子どもたちに提案してみてはいかがでしょうか。
●ダンス
0歳児でも体を動かせるような選曲がポイント。
子どもたちに人気の歌にダンスをつけて披露しましょう。
ダンスが好きな年長さんに振り付けのアイディアを出してもらったり、在園児さんとみんなで踊ったりしても楽しくなるでしょう。
●歌・合奏
在園児が一緒に手作りの楽器を活用して合奏も楽しいでしょう。
簡単な曲であればピアニカやパーカッションを使って年長さんだけで練習しておくのもいいですね。
歌の場合は子どもたちが好きなアニメの曲を披露すると盛り上がるでしょう。
保育士からの出し物
どの学年の子が見ても楽しめる出し物を用意しましょう。
保護者のには園の雰囲気が伝わるように、保護者も一緒に楽しむことを考慮します。
●マジックショー
子どもたちがびっくりして、保護者にも「あれ?」っと思わせる簡単な仕掛けの楽しいマジックを披露しましょう。
ポイントはしっかりと練習してタネがばれないようにすること。
余裕をもってスケジュール調整をしておきましょう。
●シアター
ペープサートやパネルシアターなど視覚的に楽しめるようなものを作成します。
こちらも制作と練習にあてる時間をできるだけ早めに確保して、保育士の連携がうまくいくように準備しましょう。
進級式で配慮したいこと
●控え室を確保しておく
0歳児さんから3歳児さんなど初めての場所で泣き出してしまったり、落ち着かない子もでてくるでしょう。
そんな時に保護者と園児が進級式会場から移動して落ち着ける控え室を用意しておくことをおすすめします。
乳児連れの保護者が乳児をあやしながら待機できる部屋があることなど事前に伝えておくと保護者も安心です。
●保護者が不参加の子どもに気をくばる
保護者が参加する進級式でも仕事の都合で保護者のみ欠席になる場合もあります。
ほかのお友達は保護者が参加しているのに自分の保護者は不在という場合、さみしい気持ちになる園児もいるでしょう。
できるだけ保育士がそばに寄り添って不安な気持ちを和らげるようにしてあげてください。
控え室や保育士人員確保なども含め準備には入念に余裕をもって行いましょう。