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保育の仕事に携わるうえで必要な資格「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」。
どちらも取得していなければ特に「幼保連携型認定こども園」には就職することが難しくなります。
どこの施設でも人手不足である保育施設ですが、資格を取得しておくことで就職・転職の際、選択肢が増えるので、今後のために勉強しておくのもよいでしょう。
幼稚園教諭免許が更新制であることは前回お伝えしましたがそもそも取得して更新するメリットはどこにあるのかご紹介しましょう。
幼稚園教諭免許取得と更新のメリット
保育の仕事に携わるうえで幼稚園教諭免許を取得することは大切です。
どのようなメリットがあるのでしょうか。
●就職の選択肢が広がる
保育士資格だけでは幼稚園で働くことはできません。
幼稚園教諭免許がを取得することで幼稚園で働く事が可能になるのです。
平成30年度の調査によると、全国の保育所数は 34,763ヶ所、幼稚園の数は10,474ヶ所となっています。
保育所数が多いですが、さらに幼稚園という就職の選択の幅が広がるのです。
また、幼保連携型認定こども園が幼保一元化にともなって新設されたり、幼稚園が認定こども園に移行したり、保育園が移行したりと増加しています。
「幼保連携型認定こども園」で働く際は、保育士・幼稚園教諭両方の資格を取得した保育教諭の必置が義務づけられており、今後も認定こども園が増えていくことを考えると保育士だけでは転職先となる保育施設の選択肢が狭くなってしまうでしょう。
経過措置として平成27年4月1日から10年間においては幼稚園教諭免許状・保育士資格のいずれかを取得しておれば保育教諭として働くことができることになっています。
しかし、令和7年以降は両資格所持した方が求められるのです。
就職の選択肢を増やすことはもちろん、幼稚園教諭の免許を取得・更新することによって活躍できる場が広がるのです。
●日本の保育業界の現状の確認
常に不足しているといわれる保育士。しかし、子どもたちの保育環境はそんな社会情勢を置いてきぼりにして目まぐるしく変化していきます。
世界の教育情勢や日本の保育の現状を定期的に客観性をもって捉える必要があるのです。
幼稚園教諭の免許を取得し、また更新することによってそういった保育環境の変化や現状を知ることに役立っていきます。
教員としての資質や能力の維持、最新の知識の学びなど保育活動に役立てることもできるでしょう。
幼稚園教諭免許を保有しながら保育業界から離れた方は一層勉強になることもあるのではないでしょうか。
保育業界から離れた方が免許の更新を行い、活躍することが今求められています。