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認証保育園で働くメリット
2020/03/07

認証保育園とは、東京都が独自に定めた基準をクリアした保育施設です。
認可保育園は国の基準をクリアしたものになるので、認証保育園は認可外保育園に分類されます。
認証保育園で保育士として働くメリットをご紹介しましょう。

認証保育園で働くメリット

通勤に便利

認証保育園は保護者のニーズに合わせた制度で、駅から近い場所にある施設が圧倒的に多い傾向にあります。
保護者が通勤途中に送迎しやすいような場所にあるのです。
送迎に利便性の高い好立地であるということは、保育士にとっても通勤に便利であるということ。
認可園に比べると通勤しやすく、長期勤務を考えるには魅力的な要素の一つとなります。

働き方・待遇面に選択肢が多い

認証保育園は13時間以上の開所を義務づけられています。
そのため保育士の勤務時間にはシフト制をとっている園がほとんどです。
長い開所時間をカバーするため、正社員やパートだけでなく、派遣社員や契約社員などさまざまな形態で職員を採用し、補充するという多様性のある待遇を用意している園が大多数になります。
特に正社員が手薄になる早朝や夜間、土日祝日などの時間帯や曜日に入れる派遣社員やパートの募集が散見されます。
その上で正社員でなくとも入社後に研修を受けたり実務経験を積んだりすることで正社員登用制度を設けている園もあるのです。
保育現場未経験の方や、キャリアアップを目指している方はもちろん、ライフワークバランスを考えた働き方を考えている方にはもってこいの職場でしょう。

認証保育園で働く注意点

施設によって大きな差が出る

大きく差があるのは給与面です。認可保育施設に比べると、平均的に低い数字の園が多く見られます。
これは上記の多様性のある待遇に大きな要因があります。正社員の数が認可保育園よりも少なく、パートや契約社員での雇用が多いため平均が下がってしまうのです。
しかし、運営する企業によっては規定が大きく異なります。事前に待遇面をしっかり調べるようにしましょう。

長時間労働になる可能生がある

認証保育園は開所時間そのものが認可保育園に比べて2時間程度長いので、シフト幅が広く、長時間労働になることも考えておかなければいけません。
保護者のニーズに応えるために、保護者の急な残業に対応する場合もあります。保護者のお迎えの時間が遅くなることによって仕事の段取りが崩れることもあるでしょう。
もちろん長時間労働になりやすいとはいえ、東京都など認証している自治体の行政監督のもとにある施設なので、保育士の待遇としては安心して働くことができる環境といえます。

仕事量や責任が重くなる

認証保育園は規模が小さい保育施設が多い傾向にあります。0〜2歳児のB型施設であれば定員が6名〜29名ですし、0〜5歳児のA型施設でも20名から開所が可能だからです。
小規模なので預かる子どもと保育士ともに少人数体制になります。
認可保育園にはない、アットホームな雰囲気で子どもたち一人ひとりにしっかりと関わりあえる環境が期待できます。
その反面保育士にかかる仕事量や業務内容、責任負担が重くなることも考えられます。
キャリアップすることを考えていたり、全てに関わって丁寧に保育に携わっていきたいと考えている方にはおすすめです。