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認可保育園と認可外保育園の違いとは?
2020/02/08

企業主導型保育など、認可保育園以外の保育園。
認可保育園とはどう違うのでしょうか。
認可保育園と認可外保育園の違いをご紹介します。

認可保育園との違い

●認可保育園とは

認可保育園とは、児童福祉法に基づいて国が定めた設置基準を満たし、都道府県知事に認められた保育園です。
施設の面積・広さ、職員の人数、設備や衛生管理などが設置基準として決められています。
国や都道府県の公費と利用者の負担によって運営されている状態です。
そのため入園希望の子どもたちが必ず希望の保育園に入園できるわけではありません。
各自治体の基準によって割り当てられた保育指針の点数で計算された上で選考されます。
保育園に苦情が入る事こともあります、社会問題ともなりましたが保育園側が子どもたちを選ぶということはないのです。
認可保育園には公立と私立があります。
しかし、どちらも入園申込みは各園ではなく、各自治体で一括で行われます。
各自治体が入園希望の子どもたち一人ひとりの入所する保育園を決定しています。
認可保育園で預かり対象になるのは保護者が仕事や病気などの理由で子どもたちの世話ができない状況におかれている0歳から小学校修学前の子どもたちです。
現在の深刻な待機児童問題から、0〜2歳児のみを対象とする小規模認可保育園も増えています。

●認可外保育園(無認可保育園)とは

認可外・無認可の文字通り、児童福祉法に基づいて国が定めた設置基準を満たしておらず、都道府県知事から認可されていない保育園になります。
深刻な待機児童問題により、認可保育園に入園できなかった子どもたちの受け皿として必要不可欠な存在です。
規制がなく、個性的で柔軟性のある認可外保育園がほとんどですが、保育士の設置義務もないので保育士の資格がなくても保育士として子どもたちの保育に従事できます。
そういったことから残念ながら劣悪な保育環境の園があるのも事実です。
一口に認可外保育園と行ってもさまざまな施設があります。
保育料やサービス内容を自由に設定できるので、24時間保育を実施していたり、保育方針が特徴であったり、園を通して習い事ができる園もあります。
国から補助金がない代わりに園側が園児を選ぶことや保育料の上乗せもできます。
企業主導型保育園やインターナショナルプリスクールもこのメリットを活かして運営している場合が多いです。