ライフスタイル・お悩み
憧れて保育士に就いたものの悩みが尽きず、楽しく仕事に取り組めないこともある1年目の保育士さん。前回は「子どもとの接し方」についての対処法をご紹介しました。本日は、「職場での人間関係での悩み」についての具体例をご紹介します。
職場の人間関係も子どもの接し方と並んで多い悩みでもあります。特に多いのは先輩との関係です。
「自分にだけ冷たい気がする」「仕事中に嫌味を言われる」「仕事に対する質問をしても、教えてくれない」「先輩を見ると緊張してしまい、うまく話せない」
先輩保育士を意識するあまり、仕事に支障が出てしまう人も少なくありません。それだけ、1年目の保育士にとって先輩保育士の存在は大きいものです。
職場の人間関係に悩んだときはどのように対処すれば良いかについて対応法をご紹介します。
自分から話しかける
先輩に苦手意識を持ってしまい、話しかけづらいという方も多いと思います。しかし、あえて自分から話しかけるように心がけてみましょう。まずは、朝顔を合わせたら笑顔で挨拶をする。初めは返してくれなくても続けることが大切です。
また、質問があるときはいきなり質問を投げかけるのではなく、「今お時間よろしいですか」といった一言がきっかけになります。
子どもの関わり方や保育の内容について、積極的に話しかけてみてください。先輩保育士の保育を見て良いと感じた部分を話題に出してもよいでしょう。褒められて嬉しくない人はいません。人間関係を築く第1歩は、相手の良い部分を見つけて伝えることです。
報告・連絡・相談を丁寧に
1年目は完璧に仕事ができなくて当たりまえです。みんな同じように仕事ができない中で、周りから可愛がられる保育士の特徴は、報告・連絡・相談が出来ることです。
細かいことも先輩に報告や連絡をする。わからないことは自己判断せずに相談をする。もらったアドバイスは次に活かせるように必ずメモをして覚える。
この3点が重要です。報告や連絡はわかりやすいようにまとめ、丁寧に伝えるとよいでしょう。円滑に仕事が進むことはもちろんですが、コミュニケーションのきっかけにもなります。
主任や園長に相談をする
いろいろな方法を試したけれど、人間関係が改善できない。そんなときには、遠慮せずに主任や園長に相談をしましょう。保育士をまとめる立場である主任や園長は、保育士間の関係に気を配ることも仕事の一つです。
話し合いの場を設けてもらうことで関係が改善することもあります。話し合いでも改善できない、仕事に支障が出るという場合は担当クラスを変えてもらうなどの配慮も必要です。自分で解決できないと感じたときには、主任や園長に頼ってくださいね。