就職・転職丸わかりガイド
社会問題となっている待機児童と深刻な保育士不足。
保育士の離職率の高さは保育士不足の要因の一つとなっています。
子どもたちを預かる責任の重さから簡単に退職することも難しく、辞めたくても辞められないという状況が続いている方もいるでしょう。
こちらでは退職したい保育士さんに勧めたい退職代行サービスについてご紹介します。
退職代行サービスとは
厚生労働省が発表した「平成30年社会福祉施設等調査」によれば、保育士の離職率は8.9%となっています。
担任をもっていると年度変わりまでは退職してほしくない園がほとんどでしょう。
保護者から受けが良い保育士であれば春からも続けてほしいと引き止めに合うこともあります。
そこで利用したいのが退職代行サービスです。
退職代行サービスとは、退職の意思があるにも関わらず「退職できない」「退職したいと言い出せない」といったときに弁護士や代行業者が退職したい本人に変わって退職の意思を会社に伝えるサービスになります。
退職代行サービスを利用すべき保育士とは
●年度途中で退職の話が進まない
クラス担任が年度途中で退職すると保護者から不信感を持たれることはもちろん、新しい人員の補充が難しいことで時間がかかるので、園や運営会社側がとても嫌がります。
雇用契約上を理由に辞めにくい場合もあり、交渉が進まないのです。
●強い引き止めにあっている
待遇を良くすると言われたり、今辞められたら職場が回らないと言われたり、退職の話は聞いてないと言われたり。
既に退職の意思を園側に申し出ているにも関わらず、引き止められて退職できないというケースです。
●精神的に追い詰められている
モンスターな保護者とのやりとりや園内の人間関係によるいじめやハラスメントで心身ともにダメージを負っている場合。
女性社会の中で肩身の狭い思いをしている男性保育士や、管理職からひどいパワハラにあっているということもあります。
●未払い賃金などがある
シフトがきつい職場、ブラックな園では年次有給休暇が取得できず有給消化もできないという園があります。
また、残業代を含む賃金未払いなどを請求したいケースもなかなか言い出しづらいでしょう。
退職代行サービスに対するイメージはいかがでしょうか。
パワハラや賃金未払いなど労基法に違反していたり、精神的に追い詰められていたりするとなかなか退職の意思があっても強く出られないものです。
責任感がないと思われる、もっと他に方法があるのでは、と考えられる方もいらっしゃるでしょう。
無理をする必要はありません。参考までにこういうサービスがあるということを覚えておいてくださいね。