保育お役立ちコンテンツ
学校が終わった放課後や、夏休み・冬休みなどの長期休暇中に保護者の代わりに子どもを見守る学童保育所。
保育士資格を持っていると歓迎される職場です。
こちらでは学童保育所についてご紹介します。
学童保育の種類
学童保育は文部科学省と厚生労働省など管轄によって種類が別れています。
文部科学省の「放課後こども教室」、厚生労働省の「放課後児童クラブ」、民間法人などの「民間学童保育」です。
自治体が運営する公立の学童保育所とNPO法人や企業が運営している民間の学童保育所になります。
放課後児童支援員の仕事
学童保育所の保育従事者は放課後児童支援員として主に働いています。
基本的なお仕事はおやつの提供、自主学習の場の提供、連絡帳の記入です。
学童保育の種類別にお仕事を見ていきましょう。
●放課後こども教室
文部科学省が管轄するすべての子どもを対象とする「放課後こども教室」。
他の学童保育と共通して子どもたちへ安全な居場所を提供しています。
地域の住民と、スポーツや文化芸術活動、交流をすることを目的としているため、地域の協力者が指導員として子どもを見守っています。
レクリエーションや学習などのサポートが基本的な仕事に加わるでしょう。
●放課後児童クラブ
厚生労働省が管轄する、共働き家庭など放課後に子どもを見守る保護者がいない子どもを対象にしている「放課後児童クラブ」。
学校の敷地内や空き教室、公民館などが利用されており、主に放課後児童支援員や保育士資格を有する職員が配置されています。
基本的な仕事に保護者との密なやりとりや子どもたちが楽しめるイベントなどをときに学校と連携をとりながら行います。
●民間学童保育
保護者のニーズにあった設備や学習、生活の場を提供している「民間学童保育」。
基本的な仕事に加え、夕食の提供や英会話、スポーツなどのカリキュラムを用意し、さまざまなサービスを提供しています。
提供するサービスに合わせたスキルを持った職員が子どもたちを見守ります。
どの学童保育も自主性や社会性、創造性を培うように遊びや勉強を促すのが仕事になります。
イベントの企画や準備も支援員の仕事になりますし、学校との連携、他の職員への指導やアドバイスも仕事の一環です。
家庭での悩みや学校での友達との関わり方、勉強の遅れなど子どもの年齢にあった寄り添い方も必要になってくるでしょう。
夏休みなどの長期休暇中や土曜日は午前8時から午後6時までとなる場合がありますが、基本的には放課後の数時間になります。
業務の負担は保育施設で働く保育士よりは軽くなりますが、小学校低学年から中学年の難しい年頃の子どもたちに寄り添うことになるので気配りが必要になります。