保育士さんのための就職・転職応援総合ポータルサイト| 保育のお仕事パーフェクトガイド

logo logo menu

就職・転職丸わかりガイド

退職を園に伝えるタイミングと想定されるトラブル
2021/07/09

保育士資格試験で筆記試験を合格された方は実技試験の追い込み時期ですね。
新しい保育士さんの誕生とともに転職を考える保育士さんも増えてくる時期です。
こちらでは転職活動をする保育士さんが退職園に伝える最適な時期と想定されるトラブルについてご紹介しましょう。

円満退職に最適なタイミング

「辞めたい」「転職したい」と思ったタイミングで即行動に移す保育士さんもいます。
もちろん悪い環境からは離れるのが一番ですし、決断力と行動力は素晴らしいものです。
しかし、退職時期はもちろん、転職時期を考えて退職の意思を伝えるほうが円満に退職できますし、転職先にもスムーズに迎えられます。
狭い保育業界ですから噂はすぐに回るのです。

保育士の転職でより良いタイミングは「4月入職」。
保育士求人票でも「4月入職可」などの文言を見かけたことがあるのではないでしょうか。
「急募」の場合はすぐに行動に移しても良いですが、一般的には一番求人情報の多い年明けに就活する方が良い条件の転職先が見つかります。
たくさんの情報の中からご自身に合った職場を探すことができるからです。
そして退職の意志を伝えるのであれば、6月か11月の閑散期、12月くらいから就職活動を始めることを考えると冬になる前には伝えておいたほうが無難です。

退職を伝えた後に想定されるトラブル

早めに伝えるともちろん他の保育スタッフにも伝わります。
そこで気になるのがトラブルです。

居心地が悪くなる

どうしてもすぐ退職しなければならないという場合を除いて、できるだけ保育園側の都合がいいときに退職の旨を伝えたほうがいいでしょう。
そうなると退職の意思を伝えた後もすぐに立ち去れるわけではありません。
退職理由に納得してもらえてもそうでなくともしばらくはその園に勤務しなければならないのです。
周囲の保育スタッフへの伝わり方や態度によっても変わりますが、居心地が悪い状態が続くことも想定しておきましょう。

引き止められる

新しい保育士を採用して教育する手間をかけるより、今いる保育士に続けてもらったほうが園としてはありがたいでしょう。
特に園側が退職理由に納得できていない場合、引き止められる可能性があります。
退職の意思をしっかりと伝えて、ずっと説得され続けるという状況を避けるようにしてください。
改善案が出されて、もし悩むのであれば「冷静に考えると退職すべきではなかった」ということも出てくるので、一度立ち止まって考えてみることもおススメです。

対応が冷たくなる

園側が気分を害すような転職理由の場合、保育士の対応が冷たくなるというトラブルが起きる可能性があります。
気になる人のことを相談したり、改善を提案したりすることは良いでしょうけれど、「ここが嫌だから辞める」と告げられるのは園側も気分が良くないでしょう。
また、「どうせ辞めるから」と突き放したり、見放されたような扱いを受けたというトラブルもあります。
慎重に伝えた上でこういう状況になった場合は、「辞めるまで」と割り切って過ごすようにしましょう。